2003年の日記


 2003年1月18日(土)  ♪天然ボケ

ブロックで何か作っているとき、トモが、タイに言った。
トモ「何色がいい?」
タイ「紺色。」
トモ「紺色はありません。」
タイ「じゃ、水色。」
トモ「水色もないから、青にします。」
タイ「それじゃあ、きみどり。」(ブロックにない色ばかり言う意地悪タイ)
トモ「はい、みどりですね。」(負けてない・・でも天然ボケのトモ)
タイ「なんでやねん!」(突然、関西人)
 母「あはははは!二人で漫才できるかも?トモがボケで、タイがツッコミね。」
トモ「お兄ちゃんが、ズッコケかあ〜。」
タイ「ちがうっちゅーの!」



 2月6日(木)  モテモテ?

幼稚園の先生に、教えていただいた話。
幼稚園で、トモと同じグループのとってもかわいい女の子が、
トモのことを「好き。」って言ってくれたらしい。
先生が、「どうして好きなの?」と聞いたら、(うん、うん、母もそれが聞きたい!)
「給食をもりもり食べるから。」と言ったそうな。(母、ちょっとズッコケ)
でも、そういう好きなら、トモ、だんぜん有利♪



 2月19日(水)  母の誕生日

昨日、トモに、 「明日は、お母さんの誕生日だね。大きくなったね。」
と、いつものニコニコ笑顔で言われた。(笑)そして、その後、
「じゃあ、ケーキは?」 ですって。
なにが、おめでたいんだか・・・?

タイは、昨日、「洗濯機で洗濯をして干す」 という学校の宿題をやってくれたのだが、 学校から帰ってきて、今日も、それをやってくれると言う。
お風呂の残り湯を洗濯機に入れ、ついでに風呂桶も洗ってくれ、 洗濯をして、干してくれた。 やりながら、
「これ、ぼくのお手伝いにしてもいいよ。毎日やってくれたら、お母さんはすごく助かるでしょう?」 なんて言うので、うれしかったけど、
「たまにやってくれるだけでも、とても助かるよ。ありがとうね。」 と言ったら、ちょっと照れたようなうれしそうな顔をしていた。
毎日・・・なんてできるわけないと思うけど、 その気持ちがうれしいよね。

お兄ちゃんが、誕生日のプレゼントに、洗濯をしたというのを聞いて、
トモ「(ぼくは、)なにをしようかな?」
 母「そうね〜、寝る前に肩でもたたいてよ。」 とお願いしておいたら、ちゃーんと覚えていてくれて、 お風呂の後、布団を敷いていたわたしの後ろへやってきて、肩をトントンたたいてくれた。

誕生日というより、母の日みたいになってしまったけど、
今年の誕生日は、いい一日でした。(年はないしょです♪)



 3月22日(土)   母の心配、トモの心配

今日、トモのほっぺにある、いぼのようなものを診てもらいに、皮膚科へ行った。
診察結果は、ウイルス性のいぼで、つぶれてしるがつくと、うつってしまうそうな。
「液体窒素で、処理しますが、いいですか?」 と先生に言われたときはドキッとしたが、
トモはとても大人しく、処置を受けていたのでホッとした。
診察が終わり、会計の順番を待っていたときのこと。
何を思ったか、突然、トモが私の耳元で、こうささやいた。
「お母さん、お財布持ってきた?」
「えっ!?」
以前、耳鼻科へ行ってお金を払うとき、お財布を忘れて、わたしはとても恥ずかしかったのだが、 そのことを思い出したらしい。
トモの言葉に、ドキッ!!あわててお財布を確かめる。あったあった!
「大丈夫、あったよ。」
それを聞いて、ホッとした表情になるトモであった。
そそっかしい母を持つと、苦労するね、ホント。

その後、ほっぺのいぼのことを誰かに聞かれると、
「冷凍したんだよ。痛かったんだ!」 と自慢(?)してみせるトモです。



 3月31日(月) 遺伝?

春休みになって、5日目の今日、タイが、
「あっ!お母さん、忘れてた!」 と言って、学校の連絡袋からなにやら、取り出した。
「もう!すぐ、お手紙出すのを忘れるんだから!大事なお手紙だったら、どうするのよー。」 と言ったわたしが受け取ったものは、なんと『こどものすがた』。
はい、通信簿のことですよ。
終了式が終わって何日にもなるのに、すっかり忘れていたわたし・・・。
タイの忘れん坊は、きっと遺伝だ!と確信してしまった母でした。(^^ゞ



  2003年 4月9日(水)  のどが渇く

小学校に入学し、登校第一日目。 集団登校は、春休みにタイに、
「ちゃんと、まっすぐ歩くんだぞ。」 と何度も言われていたので、
春休み前の練習のときとは違って、 トモなりに一生懸命だったようでした。
しかし、のどが渇いて、 授業中に席に座っていられなくなり、 ほほえみ相談員の先生に、
教室の外の水飲み場へ連れて行ってもらったそうです。

先生からの連絡帳を読んで、 きっと、集団登校をがんばったトモが緊張し、
疲れてしまって、水が飲みたくなったのかな? などと状況を思い浮かべると、
「しっかり歩いたんだね!」と、ほめてしまいました。(甘い母)

家では、「お水が飲みたくなったら、休み時間に行こうね。」 と話して、休み時間を確認しました。 小学校の生活リズムが身につくまでは、 戸惑うことも多いでしょうね。



  2003年 4月16日(水)  シンプルなおやつ

小学校の遠足のおやつを買いに、タイの希望で、学校のそばの駄菓子屋さんへ行った。
一人200円まで。
細かいおやつをごちゃごちゃと選ぶタイの横で、トモは、パッと、「じゃがりこ」を選んだ。
「じゃがりこ」は、120円。これを買うと、あと80円ぽっちになってしまう。
「いろんなおやつが買えなくなっちゃうよ。」
タイにアドバイスされても、トモの意志は固い。
結局、「じゃがりこ」と50円、20円、10円のおやつを選んで、 トモの買い物は終了した。
駄菓子屋さんで、遠足のおやつに「じゃがりこ」を買う子は珍しかったのだろう。
お店の人も、
「じゃがりこをかやーた(買った)の?シンプルだね。」 と、笑って言った。
トモは、満足気なにこにこ顔で、
「シンプルって、どういうこと?」 と、お店の人に聞いていた。



  4月19日(土)  パスワード

今日、家族ぐるみでお付き合いしていただいている、K一家と山登りに行った。
計画性なしのずぼらな両親のため、休日の企画がほとんどない!
といっても過言ではない我が家にとって、 キャンプや山登りなど、アウトドアの遊びに誘ってくれるK一家は、 言葉にできないほど、ありがたい存在である。
この日、登った八木三山は、頂上まで300mに満たない比較的低い山々なのに、
山を三つ縦走し、手を使って登るような岩場も一部あって、なかなかおもしろかった。
八木山頂上で、昼ごはん。おなかがすいていたので、お弁当がとてもおいしかった。
トモは、水筒のお茶を飲もうとして、ふたを開けようとするのだが、
固くてなかなか開けることができず、
「開かないよ〜。パスワードは?」と、真顔で言っていた。
いつもながら、発想のおもしろい子です。



  4月26日(土)  授業参観&懇談会

授業参観。
こんなに対照的な兄弟もめずらしいかもしれません。
見に行くと、ずーっと姿勢正しく、先生の方を見て授業を受けている、タイは、 見ている方が、疲れちゃうくらい。
すごい!りっぱ!家とぜんぜん違う!(笑)

そこへいくと、今年、初お目見えのトモは、全く違うタイプ。
緊張からかもしれませんが、かえって、舞い上がっていて、
手を上げて、当てられていないのに、前へ出て行ったり、
他の子の答えに、「ちがうよ〜!」などと言ったり・・・。
算数の授業だったのですが、
黒板に張ってある、イチゴの絵を数えて、5なのに、
「4だよ!」と、トモが言い張ったときは、
「わからないはずないのに、なぜ?」と、もうこっちは、冷や汗たらたらでした。

あとで、先生に伺ったら、
「間違えてもいいんだよ。間違えても、間違えたことに気づいて、 正しい答えがわかったら、脳みそのしわが増えるんだよ。」
という話を、クラスでしたそうで、
トモは、脳みそのしわを増やそうと思ったらしいのです。
う〜ん。疲れる〜。
でも、母は、トモがどうしてそんなことしたのか、よーくわかったわ。
きっと、母の脳みそのしわも、むっちゃ増えたんじゃないかな。



  5月11日(日)  ちょうさひょう?

  夜、トモと一緒に、時間割をそろえているとき、
 母「明日、"眼科検診の調査票を配る"だって。忘れないように、持って帰ってね。」
トモ「ちょうさひょうって?」
 母(問診票のことを説明するのに困ってしまって、)
  「このへんは痛くないですか?とか聞かれて、○をつけたりする紙のことだよ。」
  と、おかしな説明をしたら、まじめな顔をして、
トモ「くすぐるの?」
  笑っちゃいました!!



  5月18日(日)  念願のホワイトサイクロン

夫の会社の運動会が、毎年、長島スパーランドに併設される施設で開催されるのですが、 我が家は、この日を、いつも指折り数えて待っています。 というのも、二人の息子も母も、大の絶叫マシーンファンなので。 次男のトモは、この日のために、背を伸ばしたい一心で、 毎日、牛乳をすすんで飲んでいるくらい。
そのトモも、今年やっと制限身長の120センチを突破して、 念願のホワイトサイクロンに乗れるようになりました。
ホワイトサイクロン。このスピード感とスリルは、 トモが今まで乗ることができたジェットコースターとは、 比べものにならないくらいすごかったことでしょう。
降りてくるとすぐに、「もう一度乗る!」と言って、 母は「やっぱり!」という感じ。
もう一度乗ると、「また乗りたい!」
結局、4回くらい続けて乗り、それにお付き合いした夫は、 そのパワーにびっくりしてたみたい。 そりゃあ、1年越しの思いがかなったんですもん!
次なる目標は、130センチ、スチールドラゴン2000です!(笑)



 5月21日(水)  学校のパンツ

下校してきたトモ。開口一番。「今日、学校のズボンを借りたんだ!」
どうやら、運動場ですべったのか、お尻のところがドロドロになったらしい。
「パンツも学校のなんだよ。」 と、ズボンを下ろして見せてくれた。
パンツには、でかでかと、小学校名とナンバーが書いてあって、 思わず、トモと大笑い。
その字の迫力に恥ずかしかったのか、早く洗って学校へ返さなきゃと思ったのか、
「すぐに、洗って。」 と、着替えてしまった。
いいお天気だから、明日までには、乾くかな〜?



 5月25日(日)  足手まとい

今日は、タイが通っているテニスクラブのボール当番でした。
いつもなら、テニスクラブは、午前中で終わりなんですが、 この日は、市民総体もかねていて、お弁当もちの一日でした。
朝から弁当を作って出かけ、せっせこ、お当番の仕事のボール拾いをやって、 午後からファミリーの部の試合に出るという、(試合の待ち時間もボール拾いで) すごいハードスケジュールでした。

試合は、親子ペアのダブルス。
ボール拾いをやっていたら、「出場しませんか?」と言われ、 冗談かと思ったら、ホントでした。 え〜っ!!やったことないんですよ〜。

保護者だけ、順番に少し打たせていただいたのですが、 わたしは、それだけで腕が痛くなってきてしまいました。
試合は・・・・ハハハ、笑い話みたいでした。

家に帰ると、5時くらいになり、くたくたでした。 でも、なかなか楽しかったです。
夜寝る前に、タイと
「今日は、一日中、外にいるかと思うと、一週間くらい前から憂鬱だったけど、 やってみると、なかなかおもしろいね。」
と言ったら、
「そうだね。でも、お母さんを引きずってやったから、疲れたよ〜。」
ですって。
まぁ、確かに思い切り、足を引っ張っていたのは、わたしですが・・・。



 5月30日(金)  待つ

地域のおやこコーラスの会へ、トモとタイと母とで、行っています。
今日、練習へ行ったら、トモと同じクラスのお友達が、
「トモくんね、このごろ、(注意されたら)早くできるようになったよ。」
と教えてくれました。

トモは、授業中、自由ノートを出してお絵かきをしていたり、 休み時間が終わったのに、気持ちの切り替えに時間がかかるのか、 なかなか教室に入れなかったり、ということがあるそうです。
担任の先生は、トモの気持ちを認めながら、くりかえし働きかけてくださっているようです。 トモも、先生を信頼しています。
そんな先生のあたたかいまなざしを、クラスの仲間たちもちゃんと見ているのでしょう。
だから、トモは、お友達からも認めてもらえているんだなと、とてもうれしくなりました。

でも・・・とそこで、へそまがり(?)なわたしは、ふと思ってしまいます。
今は、トモががんばろうとしている姿が、まわりに見える状態だから、 みんなも認めてくれるのだろうけど、 もし、それが見えなくなっているようなときも、 長い眼で見守っていてくれるのでしょうか?
そして、これが一番大きな課題なんですが、 成長が見えにくくなっている状態のトモを、母は、じっと待っていてやれるでしょうか?
・・・・・・・
母は、まだまだ強くならねばならないようです。



 6月8日(日)  ごめんねの気持ち

朝、真剣にTVを見ているトモに、タイがちょっかいを出した。
トモが怒って、タイの手を払いのけたら、偶然その手が家具の角に当たった。
「イタッ!」と手首を押さえるタイ。
少しすりむけたが、 タイは自分が最初に悪かったので、怒ったりしなかった。
TV番組が終わって、朝食になった。
トーストを食べて、ほぼ同時にもう一枚!と要求する二人。 でも、食パンはあと1枚しかなかった。
「どうしよう?」困ってしまう母。 すると、タイがトモに食パンを譲って、自分は違うパンで我慢した。
「お兄ちゃん、やさしいね。よかったね。」と、母が言うと、トモは、
「ありがとう。・・ごめんね。」と言った。 それを聞いて、タイもちょっと恥ずかしそうに、
「ごめんね。」と言った。
食パン1枚のことだけど、いつも兄弟げんかの絶えない我が家での、ちょっといい1コマ。(笑)



 6月11日(水)  集団登校

母、久しぶりに集団登校についていく。
車のレースが大好きなトモは、4月頃は、頭の中でレースを想定して、 ドリフトを体で表現したり、サーキットコースを走っているかのように、 グニャグニャ歩きをしていた。
しかし、並んで歩く身になってみると、とても歩きにくいので、 そのたびに、タイに
「まっすぐ歩くんだぞ。」と注意されていた。
そして、今日。約1ヶ月ぶりくらいにトモの集団登校の様子を見た。
「レース歩き」はしていなかったが、 でも、依然として集団からは、ずいぶん遅れてしまう。
そのことで、タイはとても疲れてしまうと言う。
その場面に居合わせた母も様子を見て、トモがあまりにも遅れてくると、
「時々前を見て、遅れていたら、走ってお兄ちゃんの隣まで行くんだよ。」
と何度も言っていたので、タイの気持ちはよくわかったよ。
でも、ちょっと待ってね。 トモは、ぐにゃぐにゃ歩きはしなくなったよ。
これは、すごいことじゃないかな?

人はそれぞれ、みんな違う。
すぐにできること、時間がかかってできるようになること、 どうしてもできないことがある。
できることが、簡単なことがどうかは、その人によって違う。 ただ、それだけ。
これはタイだけに言っているんじゃない。 母は、自分にもいいきかせている。



 6月14日(土)  やさしさとたくましさ

6月の初めのことです。
トモたち1年生が学校で蒔いた朝顔が、少し大きくなったので、 授業で"ひっこし"(植え替え)をすることになりました。
トモは、スコップや植え替えの際に余った苗を持ち帰る入れ物(ビニール袋)を持って登校。 でも、その日、トモは、朝顔を持って帰りませんでした。 スコップや朝顔を入れたビニール袋ごと、なくしてしまったようなのです。
「どこで手を離したか、わからなくなっちゃった!」と、トモ。
(どこで手を離したかって、おいおい。しょうがないな〜。  これが、すごく困ったような顔で言うんですよ。顔を見ていると、 「そうだったの〜。困ったね〜。」としか言えなくなります。)

よいお天気が続いた、翌々日。
トモの友達が、学校の近くの公園に置いてあるのを見つけて、 持って帰ってきてくれました。見るからに、しおしお状態の朝顔。 植え替えても、地面の上で、なんだかくたっと、寝ているみたいです。

そうそう、なぜ、公園にあったかですが、 公園に置いてあったと聞いて、
「あっ!そうだった!」と、トモの口からびっくりする事実が・・・。

クラスごとにグループを作って下校していますが、朝顔を持ち帰った日の下校途中、 公園のところまで来て、忘れ物に気がついたトモ。 ひとりで学校まで戻るのが不安で、女の子のひとりについてきてもらい、 その間、グループの子は公園で待っていてくれたというのです。
「ええっ!ホントなの?まあ!」驚く母。 みんな、ほんとにありがとう!

そんなことがあってから、10日ほどたちました。
しっかり根がついて、新しい緑の葉が出てきています。
強いんだな〜。ちょっと感動です!



 6月21日(土)  かたち

K一家に誘っていただき、弥勒山へハイキング。 今日は、幼稚園からのお友達、他二家庭も一緒で、にぎやかです。
登山口近くに車を駐車したところ、トモはさっそく、 杖を探そうとして、得体の知れない木切れを拾ってきました。 でも、杖にしては短すぎるそれは、何?
トモって、興味のあることにはピッとひらめくようなところがあるのかな?
「機関銃だ!」と言って、ご満悦。
湿って黒い物体に見えていたときは、母は「そんなもの拾ってきて。」と心の中でつぶやいていましたが、 トモが大事そうに抱えて歩いているうちに、木片も乾いてきて、 なんとも味わいのある、機関銃のように見えてくるから不思議です。
そのうちに、お友達もそれが欲しくなってきました。 でも、気に入っているので、あげられるわけがありません。
帰り道、「拳銃になりそうな木を探しながら、歩いていこう。」と、 探していたところ、すごく親身になってあげていたのが、タイ。 子どもたちの中で、一番年長ということもあったのですが、 頼られると、ほんとにやさしいんだよね、タイは。

あれ?ハイキングの話がそれてしまいました。
この日、いままでで最高に暑くなったようでしたが、 山の中は、木々が茂って日陰を作り、山頂はいい風も吹いていて、 とても気持ちよかったです。
森林浴で、心も体もリフレッシュして帰ってきました。



 6月23日(月)  トモが熱を出す

今朝トモが熱を出して、学校をお休みしました。 いつもは、
「(集団登校で)トモが歩くのが遅いので、ぼくはとても疲れるんだ!面倒見切れん!」
とブツブツ言っているタイが、
「トモがいないとヘンな感じ。」
なんて言いながら、登校して行きました。ふふふ。



 6月28日(土)  よかった〜

ふふふ、なんて笑っている場合ではなかった!
あれからトモは、もどしたり熱が高くなったりで、ぐったり。 病院で、ウイルスがおなかに入ったのだろうと点滴を受けて帰ってきました。 よく食べるトモが、ほとんど食事が食べられず、元気がないのは、とてもかわいそうでした。
熱が下がり、少し元気が出てきても、今度はおなかの調子が悪く、食欲はなし。
おじいちゃんやおばあちゃんも、「トモくんが食欲ないと、こっちまでなくなっちゃう。」
家族みんなで心配していました。

それが今朝、「おかあさん、もうなおったよ!」と明るく起きてきました。
やっと、気分よくなったみたい。よかった〜!
となると、みんな勝手なことを言い出します。
「もしかしたら、少し体重が減ったんじゃない!?」
(トモはポッチャリ系で、ちょっと体重が気になるところです。)
なーんて、言われて、期待を胸にいそいそと体重を量るトモ。
ん〜〜。あんまりかわらなかった!



 7月3日(木)  一家にひとり

お風呂の後、いい気分でトモが歌っていました。
トモ「♪ぶんぶんぶん 蜂が飛ぶ お池のまわりに のはらがさいたよ・・・」
 母「あれ?のはらは咲かないよ。」
タイ「そうだよ!おはな だぞ!」
 母「えっ?!お花だと思ってたの?」
タイ「え?おはなじゃなかったっけ?」
しょーもないことで、もめるタイと母。
結局、トモは知っていて、替え歌をしていたのでした〜♪

その後の第2弾!
最近、パソコンにより力が入っている母。しっかり筋肉痛っっっ!
寝る前、シップ薬をはっていたら、
  タイ「ぼくもはっていい?」
   母「筋肉痛あるの?どうぞ。」
  トモ「ぼくもはりたい!!」
   母「トモは、どこが痛いの?」
  トモ「ちょっと、ほそももが・・・。」
タイ&母「えっ?!」
見ると、トモが手で押さえているのは、足首〜!

トモは、我が家のホットマン。
そういえば、お友達のお母さんが、以前トモのおもしろさに笑い転げて、
「一家に一台じゃなくって、一家にひとり、トモくん!」
って言ってくれたことがあるけど、そのとおり!と家族は思っています。



 7月8日(火)  伊東家の食卓

TV番組「伊東家の食卓」に、お友達ママさんが 登場するという連絡を受け、かなり前からチェックを入れていた母。 夕食を急いですませ、お風呂へ。
(我が家は、8時までにはお風呂に入るようにしている。 よって、8時までTVを見るときは、それまでに入るのが、家訓?ハハハ)
始まる時間が気になるトモは、いつもはお風呂の中でする歯磨きを、
トモ「本当にきれいに磨くには、15分かかるんだって。だから、TVを見ながら磨くね〜。」
なんて調子のいいことを言って、お風呂から上がって行った。
(学校の歯科検診で聞いてきたらしい。)
母も超特急で、髪を洗っていると、
トモ「おかあさ〜ん、あと、5分だよ〜!」
 母「え〜っ!ほんとぉ!」さらにあわてて、コンディショナー。
トモ「もう1分しかないよ〜。」
 母「だって、このコンディショナー、2〜3分経ってから洗い流すの〜!」
ああ、神様。サクサクかき揚が一番ではありませんように!
汗びっしょりで、TVの前へ。
母の目に飛び込んできたのは、かき揚がどんなにサクサクしてるかの画面。
 母「あ〜、一番だったんだ〜!」
トモ「だから、はやくって言ったのに〜!」
そして、無情にも次の裏技へ移る。へ!?もう終わり。結局見れなかった母。(ToT)
そのあと、伊東家のHPを見たら、バッチリ顔が載っていた。大☆さ〜ん、ごめんね!



 7月14日(月)  振り返ってみると

タイ&トモが通う学校は、集団登校です。
学校まで遠くて、わりと早足で歩いても40分くらいかかります。
集団にはお兄ちゃんがいたので、心強かったことと思いますが、それでも、みんなと歩調を合わせて歩こうという気持ちを、しばしば忘れてしまうトモにとっては大変なことで、
それをフォローするタイも、よく、いやになるとこぼしていました。
タイにあまり負担をかけるのは・・・と思うわたしも、最初の頃や何かあると、集団について歩きました。一緒に歩きながら、トモのような子にとっては、集団登校って逆にかわいそうなんじゃないかと思ったこともありました。
もうすぐ1学期が終わります。振り返ってみれば、いろいろありましたが、トモにも、めんどうをみたタイにも、確かな成長があったなと、しみじみと感じています。



 7月15日(火)  共通の話題

学校で、朝の集会のとき、○×クイズをしたらしい。
トモ「お兄ちゃん、全部できた?」
タイ「ううん、二つまちがえた。トモは?」
トモ「ぼくも、二つまちがえちゃった!」
タイ「えっ?どの問題を間違えたの?」
二人でやけに盛り上がっている。
トモが入学してから、兄弟でこういう会話が増えた。
そういう時、母は会話に入っていけないので、なんとなくさみしい。
でも、楽しそうな二人の姿をうれしい気持ちで見ている。



 7月17日(木)  WC争奪戦!?

朝食の後、二人で同じようにトイレへ行きたくなるタイとトモ。(今朝もおなか、健康です!)
1階と2階に一つずつトイレがあるものの、大きい方は2階のトイレでないとだめなタイ。
2階の方をトモに取られてなるものかと、急いで食事を済ませ、飛び込んでいく。
たいてい、トモの方が食べ終わるのが遅く、2階は占拠されてしまう。 トモは、
「なんで、ぼくはいつも1階のトイレなの?」とブツブツ言っている。
でも、たまにトモの方が早く食べ終わることもあり、そんなときは、朝からWCをめぐって、けんかになる。
しかし、最近はトモの方が早く食べ終わっても、
トモ「2階のトイレにしようかな?」 などと、いたずらっぽく言いながら、
大好きな(こわい?)お兄ちゃんに譲って、自分は1階の方へ行くようになった。
タイは、そんなトモを「なかなか、かわいいやつ!」と思っているようだ。
(そのときのタイの顔がそう言っている。)
でも、ときどき、早起きのおじいちゃんが、1階のトイレを使用中ということもある!
わぉ! \(◎o◎)/ 6人家族の宿命?
朝のにぎやかな我が家の情景です。
(でも、現在、夏休みに入ったので、緊迫感はなくなってます。)



 7月25日(金) 目のつけどころ

トモの夏休みの自由作品は、写真日記。
「本を作りたい」というトモの希望を取り入れて、親子で話し合って決めました。
トモは、絵に苦手意識があるようなので、自分で撮った写真を絵の代わりに貼って、 感じたことなど少しずつでも文章にできればいいかなぁと、これは母の勝手な思いです。
でも、日記をつけるために何かしなくちゃ!なんて、母は、なんだかひとりあせっています。
「今日は、何の写真を撮ろうか?」「写真を撮りにどこかお出かけしようか?」なんて。
トモのほうが悠々としています。ひとりで気をもんでいる母の横で、
「そうだ!こんなのどう?」 と、その日にやった、○ペン先生に出すテスト用紙を写して、日記にしていました。 なるほど。

先日は、車で20分くらいの公園に行きました。
広い芝生や遊具があり、人工的な浅い川も流れていて、なかなか遊べるところです。
水鉄砲を持って行ったので、兄弟でひとしきり水を掛け合いながら追いかけっこ。 川に水鉄砲を流して、どちらが先にゴールするか?
すごく楽しく遊んでいたのに、その日にトモが撮ったのは、公園のすぐ脇の踏切を通った電車の写真。 遊んでいても踏切が鳴り出すと、とんでいっちゃうの。
確かに、バッチリ撮れている。トモは、踏切が大好きだし、うれしいのはわかる。
でもねぇ。なんだかねぇ。



 7月29日(火)  「自閉症の我が子へ・・・」を観て タイ&トモ劇場番外編

7月28日の『スーパーテレビ』観ました。
年代の異なる3人の自閉症のお子さんとその家族が、日々の生活の中でどのようにお子さんと向き合っているか、紹介されていました。
電車の中で興奮し、奇異の目で見られてしまう。ほんのささいな変化が苦手でパニックを起こしてしまう。 でも、どの親さんも子どもの気持ちをむりやり社会に合わせようとするのではなく、自らが子どもに合わせ、それでもなお可能性を信じて試行錯誤しておられ、胸が熱くなりました。
番組は最後に、「奇跡の子育て。はじめはそう思いました。しかし、それは決して特別なことではなかった。本当は誰もが、胸の奥で願っているはず。人と家族と、まっすぐに向き合うことを。」と結んでいて、わたしがいつも考えていたことをズバッといってくれたように思いました。
「親が生きているうちに、我が子の居場所をつくってやりたい。」と願う気持ちは、切実ですね。 今は、毎日イキイキと過ごしているかに見えるトモだけど、将来のことは、わたしも一番心配です。



 7月30日(水)  ネタをもとめて?

トモの写真日記も、毎日となるといい加減疲れてきます。
文章自体は、「〜しました。たのしかった。」というようなことを書いているだけ、といえばそうなんですが・・・。 ネタを探すのがね〜。
何か特別なことでもあればいいのですが、とりたてて何もないときは、夕方頃になると、 「今日の写真、何にする〜?」という心配が始まるわけです。これは、母の心配です。
本人も気にはしているんでしょうが、忘れてしまうのか? 親に頼りきっているのか?
カメラをずっと持たせて置けばいいのかもしれませんが、もし壊しちゃったらとっても困るし・・・。
ネタ探しにとても疲れてしまった母が、考えたのは「実家へ行こう!」でした。(他力本願)
もっと後で行くはずでしたが、だめだ、限界!
たった10日ばかりで、こんなに疲れちゃってどうするんだ!
トモがもっと積極的にネタを探せるような工夫をしなくては。
という課題はとりあえず置いといて、ちょっと出かけてきます!



 7月31日(木)  誕生日は、ケーキを食べる日?

「誕生日」といえば、「ケーキを食べる」という発想になってしまう、くいしんぼうのトモ。
「誕生日=ケーキ」というと、去年の5月に専門機関で受けた、WISC-Vの検査を思い出す。
言語性を調べる問題(〜はなんですか? 〜と〜の違いは?のような質問に言葉で答える。)で、トモの答えはというと・・・。
「帽子ってなんですか?」−トモ「頭がちんちこちんにならないようにする。夏に使う。」(本当は、「頭にかぶるもの」というような答えが出てくるといいらしい。)
「誕生日ってなんですか?」−トモ「ひとつ大きくなる。ケーキが食べれる。」(「生まれた日」というような・・・)
「ジュースってなんですか?」−トモ「太るもの。」ハハハハ!これ以上太ると困るからってなるべく飲ませないようにしてるもんで。etc....
検査の先生は、とても楽しそうに検査結果を話してくださって(さぞ笑えたのだろう)、大いに会話が弾んだのだが、でもでも・・・。 あらためて難しさも感じましたよ。
答えはすべて、日常の会話等からでてきたわけだが、トモの頭にはその現象面ばかりインプットされていて、物の本質をとらえるというようなことが苦手なのかな?と。

あれあれ、誕生日の話だったのに・・・。
でも、がんばっていることもあるもんね。
小学生になって、欲も出てきたのか、ひらがなプリントで「すばらしい」のスタンプが欲しくて、ていねいに時間をかけて書いていたり・・・。苦手な絵の課題も、投げ出さないで最後まで取り組んだり・・・。それでいいんだよね。
これからもゆっくりでいいから、「やったー!」を積み重ねていこう!
トモ、7歳の誕生日、おめでとう!



 8月5日(火)  学校のプール

何度か書いていると思うけど、タイとトモが通う小学校は遠い。
学校のプールへ行くのも、午後1時からのプールに、昼食を早めに食べて、12時少し過ぎには出発する。 暑いさなかだから、出かけるのも大変。一応、通学班でまとまって行くことになっているのだが、遠いし暑いしで、おっくうになってしまうのだろう。うちの班の子達は、あまり行かないようだ。
でも、今年は、トモが1年生になったから、二人で歩いていける。
太陽の照りつける中、二人の後姿を見送りながら、トモはモチのロンだけど、
タイだって心強いだろうなぁ、と勝手に思う母である。

わたしが小学生の頃、夏休みに妹と二人だけで、電車を2回ほど乗り換えて2時間(?)くらいかかる、叔母の家まで遊びに行ったことがあった。あのとき、乗換えで間違えないかとすごくドキドキしたけど、妹と手をつなぎながら、自分がしっかりしなくちゃなんていう思いで、がんばれたような記憶がある。
子どもという存在だってそう。親が守ってやらなきゃなんて思ってたら、いつのまにか、こっちの方が子どもに支えられていたりする。
タイは、「一人っ子の方がよかった!」なんて、よく言っているのだけれど・・・。

学校のプールくらいで、ちょっとオーバーだったかな?(笑)



 8月7日(木)  「いれて!」

学校のプールの後、児童館へよって遊ぶのを、とても楽しみにしているタイとトモ。
夏休みは、お互いに電話などで約束をしないと、友達と遊ぶ機会が減ってしまうが、そこへ行けば、子どもがたくさん来ている。
タイは、友達と遊ぶのを楽しみにしていく。
トモは、兄や兄の友達と遊んだり、遊具で遊んだりするのが楽しいらしい。

この日、母が迎えに行くと、建物の階段のところで、トモのクラスの女の子が3人で「グリコ」をして遊んでいた。
それを見て、すごく気になっているトモ。自分もやりたいのだけど、声がかけれない。
わたしに代わりに言って欲しそうにするので、「入れてっていってごらんよ。」と小さい声ではげました。
少しもじもじしていたが、思い切って、「いれて!」と言ったトモ。
すぐさま、「いいよ。」という答えが返ってきて、 トモの顔が、ぱーっとうれしそうになった。
よかったね。母もとてもうれしかったよ。



 8月15日(金)  観察

家族で朝食を食べているとき、タイが突然言った。
「お父さんの夏休み(盆休み)の目標は、
 1、ごろごろすること。
 2、お母さんに頼まれたことは、ちゃんとすること。
 3、どこかへ行こう!と決まったら、一直線!」
???
その言葉の裏側を説明すると、
1は、お父さん疲れているでしょ、という思いやり(?)
2は、母の機嫌が悪くならないようにという気遣い(?)
3は、お父さんは計画を立てるとき、ほとんど主張せず、運転手に徹しているので・・・。
と、なるのであろうか?

なぜ、こういう話になったのかよく見えないのだが、我が家の休日の様子を、
なんともうまくいいあらわしているではないか!!(^^ゞ
ホントに、子どもは親をよく見ている。
8月だというのに、なんだかさむっ!
朝から降っている雨のせいだけではないかも?



 8月18日(月)  しりとりを読む

夕食を作っていたら、トモがニコニコ顔でやってきた。
トモ「お母さん、ほら、なが〜いしりとりができたよ。」
見ると、国語のノート(8マスですが)5ページにわたって、しりとりが書き込んであった。
母 「へぇ〜。ノートにきちんと書いたんだ。」
トモ「うん、ひまだったから勉強した。」
勉強したつもりというのと、ひまだったからと言う発想が、なんだかおかしかったが、
本人はすごくうれしそう。
しりとりは、いきなり、「あかいりんご」から始まって、
「スライダー」(これは、日曜日に行った温水プールのスライダーのことだな。)、
恐竜の名前いろいろ(TVで恐竜に関するクイズやってたっけ。)、
「スマイル」(最近トモに買った枕の模様。すごく気に入っている。)などなど、
トモが日常の中で、印象に残ったのだろうということがちりばめてあった。
おもしろいところでは、「ルンルンあるく」「スースーねる」(こんなのあり?)
なんていうのもあった。(笑)
トモのこういうユニークさ、わたしは大好き。
きっと、子どもなら、誰でも持っている楽しい発想なんでしょうけどね。



 8月22日(金)  人生って・・・

児童館にて『人生ゲーム』で遊んでから、トモは、そのおもしろさにハマったらしい。
日頃、「何かを買って」などとあまり言わないのだが、めずらしく「買って欲しい」と言うので、TVゲーム以外でみんなで遊べるものならと買うことにした。

『人生ゲーム』 わたしが子どもの頃に、家にもあった。
バージョンアップして、『NEW人生ゲーム』になったのは、記憶にある。
その後、どう進化してきたかは知らないが、今は、『人生ゲームEX(エクストラ)』(白い箱)というのだそうだ。
そして、玩具屋さんへ行ってみたら、「人生、もっと高い山あり、もっと深い谷あり!」のコピーで『人生ゲームブラック&ビター』(なんだかチョコレートみたいだな。)という黒い箱のものも出ていた。

この白いのと黒いのをめぐって、タイとトモ、意見がわかれ、困った困った!
"黒は辛口、白は甘口"などと宣伝してあり、トモは、「辛口は嫌だ!」と言う。
(カレーじゃないって!)
「人生がより厳しい」というのも、「難しい」と受け止めているようで、「白がいい!」と主張する。(だから、違うんだってば・・・)

結局、トモは一歩も譲らず、タイがしかたなくしぶしぶ折れた。
でも、おもしろくないので、帰りの車の中で、
タイ「これ、"9才から"って書いてあるよ。」と、意地悪を言った。するとすかさず、
トモ「でも、"大人と一緒なら7才からでも遊べます"って書いてあるから、大丈夫だよ。」
トモ、7歳。そういうとこは、結構こだわるので、ちゃ〜んとチェック済み。トモ一本!
人生ゲームを買うのにも、厳しい人生が待っていた・・・。



 8月28日(木)  さがしもの下手

トモは、図書館へ行くのが、あまり好きではない。
では、本が嫌いかというと、そうではない。
わたしが、トモの好きそうな本を借りてくると、寝る前に「読み聞かせして。」と持ってくる。
じゃあ、どうして?
どうも、本を探すのが、苦手なようなのだ。

いままで、トモが困っていることがよくわからず、自分も好きな本を探したいので、
「好きな本、選んでおいで。」と、突き放していた母。
だけど、それでは、取り組みにくいことだったんだね。

この夏休みに何度か図書館へ足を運んだ。
まず、小学校の"1年生のおすすめの本"の中から、借りたいと思う本を選んで紙に書き、図書館へ。
図書館のコンピューターに、探している本の名前を入力。(この作業は好きなのよね〜。)
貸し出し中じゃないか、どこにあるかを確かめて探しに行く、ということを一緒にやった。

まだ、一緒にやらないとダメみたいだけど(棚から、目当ての本を探すのがまた大変なのだ)、これから少しずつトモの本の世界が広がって、自分の興味で本が選べるようになればいいなと思う。



 9月3日(水)  本の料理?

カレンダーの9月3日のところに「本の修理」と書いてあるのを、トモが不思議そうな顔で、
「ほんのりょうり?」と読んだ。 トモは、最近、漢字に興味が出てきたようだ。
「それはね、ほんのしゅうりと読むんだよ。お母さん、学校の図書室で、ぼろぼろの本を他のお母さんたちと直すんだ。」

わたしのことになってしまうけど、今年の6月から、小学校で有志の母たちによる読み聞かせに、参加している。
小学校には、朝の会が始まる前の15分間、朝の活動というのがあって、毎週木曜日が読書の時間となっている。その時間に、今週は○年生と☆年生というように決めて、各クラスに1〜2人ずつお邪魔して、読み聞かせをするのである。
今日の本の修理は、製本のプロの方をお招きして、読み聞かせのメンバーの方たちと、まず修理のやり方を教えていただくことになっていた。

修理の対象に選ばれた本は、子どもたちに大人気の本。タイも以前このシリーズばかり借りてきたことがあったっけ。
すでに背表紙が半分くらいないものもあり、ページもパラパラと取れてくるので、あちこちセロテープで止めてある。
でも、そのセロテープは、さらに次のページを引っ張る呼び水となるし、本に余計な厚みが出て背表紙に収まりきらなくなるため、修理のやり方としては止めないほうがいいとのことだった。
それから、これほどになる前に修理をしておく方が、子どもたちも大切に扱うというお話も伺った。

さっそく、実践に移る。やってみて、こりゃホントに、本の料理かもしれないなと思った。
まず、本の固い表紙を背表紙ごとばりっとはずす。(えっ?そんなことやってもいいの?)
次に見返し部分(固い表紙の次の紙の部分)もはずす。
そして、セロテープで止めてあるところは、一枚一枚カッターで分けていくのである。(んん〜、説明が難しい。)
とにかく本は、見事に解体された。それをきちんとそろえ、クリップで固定して、針の通る穴を開け、糸で縫う。補強などして、また表紙と背表紙を張り合わせていくのである。
慣れていないとすごく時間がかかる作業。でも、何人かでやったら、10冊くらい(?)の本がよみがえった。

帰ってから、トモやタイに報告。
「かいけつゾロリの本、きれいになったからね〜。」



 9月5日(金)  秋晴れ

トモは、1年生にしては体が大きい。縦にも、そして特に横にも・・・・。
実際の体重よりも固太りな印象があるのではないかと、親はひいき目に思っているが、
そうは言っても、太っているということには変わりはない。
その体格ゆえに、お友達から心無いことを言われてしまうのではと気になって、
おやつやジュースは、なるべく控えさせているつもりの母である。
・・が、確実に体重は増えていく・・・。(T-T)

そのトモが、夕食のとき、少し困ったような笑顔で、
「お友達に、ジャイアントキングって言われちゃった。」と言った。
トモの表情を見る限り、怒ったり悲しんだりしている様子は全くなかったのだが、
「それで、トモはなんて言ったの?」と、ちょっと過敏になる母。
すると、トモは、同じようなちょっと困った笑顔で、
「まあ、いっか。」
これには、すっかり拍子抜けして笑ってしまった。
一緒に聞いていたおばあちゃんも笑っていた。
天高く澄み切った秋の空のよう。
トモの一言で、心の中まで、秋晴れのように澄み渡った。



 9月8日(月)  帰りの道は・・・?

小学校で、教科書の音読を取り組んでいるところ、多いと思います。
トモの小学校でも、音読カードというのがあって、毎日、声を出して読み、
家庭で聞きましたとサインをして、提出します。
二学期から読んでいるのは、おむすびころりん。
取り組み始めたころは、「ちょっと長いナ〜。」と言っていたトモですが、
文章にリズムがあるので、今は楽しんで読んでいるようです。

今日の音読中のできごと。
穴に落ちたおじいさんが、ねずみにご馳走してもらい、
お礼のこづちを持って家に帰る場面を想像し、
トモ「おじいさん、(落ちたのに)どうやって帰ったのかな?(穴を)登ったのかな?」
と、言っていました。(笑)



 9月12日(金)  早く元気になってね

おじいちゃんが入院しています。
日中は、おばあちゃんも病院へ行っているので、
家の中に見えない穴が開いているような感じです。
昨日のことですが、そんなときに限って、子どもの下校に間に合いそうもない
用事ができてしまいました。
トモのお友達のお母さんに頼んで、下校後直接寄らせていただくようにお願いしました。
タイの下校には、間に合うかな?
でも、鍵を持たせたので大丈夫だろうと思っていました。

用事が済み、トモを迎えに行ったら、なんとタイまでお邪魔していました。
一度家には帰ったみたいですが、不安になったようでした。
いつもなら留守番くらい平気な子なので、おじいちゃんの入院をとても心配していることがよくわかって、なんだかほろっときてしまいました。
同時に、こうやって親も子も気軽にお邪魔できるお宅がご近所にあって、
本当にありがたいなぁとしみじみ感じました。

おじいちゃんは、調子がよければ来週の半ばごろには、退院できるようです。
トモは、「おじいちゃんが元気になったら、みんなで人生ゲームをしようね。」
なんて言って、心待ちにしています。



 9月16日(火)  トモのつぶやき

小学校の音読カードには、10日に一回、保護者の感想を書く欄があります。
そこへ先日の
「おむすびころりんのおじいさんは、どうやって家に帰ったのかな?(穴を)登ったのかな?」という、トモのつぶやきを書きました。
先生からのお返事には、
「トモさんのつぶやきが、みんなの気持ちを代弁していることも多いです。」
と書いてありました。
トモは、場にそぐわないとか、こんなこと言ってもいいかな?なんて考えず、思っていることをそのまま正直に口に出してしまうから、そういうこともあるのでしょうね。
でも、とんでもないことまで言ったりしていないか、ちょっと心配。



 9月19日(金)  気持ちの切り替え

何がきっかけだったのか、9月に入ってからトモは、学校の図書館で本を借り続けている。
1学期は、学校で8冊の本を借りたトモだが、2学期の目標は、なんと60冊なんだって。
へぇ〜。(50へぇくらいか?)
まず、夏休みに借りた、かこさとしさんのシリーズを続けて借りてきて、二日ほど借りてこないなぁと思っていたら、今は、「忍たま乱太郎」のシリーズになっている。

トモは、夜寝る前に読み聞かせをすると、必ずといっていいほど、
「明日は借りてこないよ。」 と言う。
なぜかというと、忍たまシリーズは人気があって、借りれないこともあるからだとか。
本人にしてみれば、借りれないかもしれないよ、と少し不安なのかもしれない。
忍たまがなかったら他の本を選べばいいわけなのだが、そういう気持ちの切り替えが、
なかなかできないんだよなぁ。



 9月21日(日)  ご心配おかけしました

おじいちゃんは、木曜日の午後に退院してきました。
当日は、疲れきった様子のおじいちゃんでしたが、2〜3日たつと少し明るい表情になってきたように思います。
久しぶりに、夕食後家族がリビングでTVを見ていたときのこと。
ブッ!というとても元気な音が・・・。
祖母「だれ〜!今のオナラは!!おじいちゃんか?」
祖父「そんな元気ないよ。トモちゃんさぁ。」
当のトモは、しらんかお・・・。
見ていて、なんだか笑えてきました。
やっぱり我が家はこうでなくちゃ!



 9月23日(火)  昨日は運動会

雨で一日延期となった小学校の運動会。
平日だったので、お父さんの参加は少なくて残念でしたが、子どもたちはみな、元気いっぱい練習の成果を発揮していました。
タイもトモも、もちろんとてもキラキラしていましたが、もうひとつのがんばりをちょっとご報告したいと思います。
すみません、親ばかになってしまうんですが・・・。(*^。^*)

運動会当日は、5・6年生が準備のため一足先に登校するため、4年生以下の子たちで集団登校をします。
息子たちのグループは、4年生がタイだけなので、必然的にタイが班長代理となります。
何日も前からタイは、集団登校の列からだんだん遅れてしまうトモに、
「(運動会の日は)がんばって歩けよ。」と言っていました。
トモもお兄ちゃんが大変だからと健気に、
「うん。」と決意をこめた(?)返事をしていたのですが・・・。

運動会の帰り、二人に、
「今日の集団登校はどうだったの?」とたずねたところ、
「トモ、がんばってたよ!」とタイ。
タイは、先頭でトモと並んで歩き、3年生の子二人に頼んで、後ろから歩いてもらった(副班長がいつもやっている役目)と説明してくれました。
「そうかぁ、タイもトモもがんばったんだ!みんなも協力してくれてよかったね。」
そういいながら、わたしは、タイが自分一人でがんばろうとせず、仲間にも手伝ってもらいながらやれたことがとてもうれしかったし、タイの成長ぶりをしみじみと感じたのでした。



 9月26日(金)  心をこめて・・・おめでとう!

タイ10歳になりました。
でも、運動会やその代休でバタバタしていて、今日が26日だということをコロッと忘れておりました。
学校から帰ったトモに言われて気がつき、
母 「遅くなったけど、タイ、誕生日おめでとう。」って、あわてて。
ごめん!本当にごめんね!
トモ「ケーキはいつ食べるの?」(これが狙いだったのか?)
母 「明日でいいかな?ケーキ注文してくるよ。」
タイ「うん、モンブランがいいな。」
トモ「(あそこのケーキ屋さんは)心をこめて作ってくれるんでしょ?」

トモの誕生日にもお願いしたケーキ屋さん。
おうちに併設されたお店で、奥さんが一人で(多分?)その日に売れる分をていねいに作っているという感じのこじんまりとしたお店。
「きっと、ひとつひとつ心をこめて作ってくれるんだよ。」と、わたしが以前言ったことを覚えていたんだな。
注文したバースディケーキは、季節のものでマロンケーキ。
明日は、家族でお祝いしよう!



 9月28日(日)  初体験  

山岳会に入っているお友達家族に誘われて、高根山、山星山を登山しながらごみを拾う、清掃ハイキングに家族4人で参加してきました。
ごみを拾うとはいいながら、登山者が歩く山道には、ほとんどごみは落ちておらず、子どもたちは、まるで宝探しでもするかのように、
「ごみ落ちてないねぇ。つまんない。」
ところが、ちょっと車が通れるようなところに出ると、空き缶がたくさんの捨ててあったり、果ては不法投棄と思われるようなごみまで・・・。
う〜ん、恥ずかしいですねぇ。

1時間くらい歩くと10分程度の休憩をして、どんどん歩いていくのですが、休憩のたびに、おにぎりを食べる人や袋菓子をぼりぼり食べる人などなどなど・・・?
えっ?休憩って、お茶を飲むだけじゃないの?
そして、昼の12時を過ぎたのに、相変わらず、お弁当にしましょうの声はなく、やっぱり「休憩」なのです。
わたしは初心者なので知らなかったのですが、山歩きに慣れた方は、1時間に10分くらいの休憩を入れながら『行動食』と言って、その休憩時間に手軽に食べられるものを口にするという。
それを聞いて「こりゃ大変!食べ損ねちゃう!」とあわててお弁当を広げるわたしたち。
結局、その1回では食べきれず、次の休憩とに分けて、お弁当を食べたのでした。(笑)

高さこそ、それほどないものの正味3時間ちょっとの行程を、子どもたちは大人と一緒のペースでよく歩いたと思います。
「頑張って歩いたよ!」と、トモも満足したようでした。



 10月2日(木)  ドラえもんのベッド

押入れの上段を整理して、すのこを入れました。
すのこの上に、今はもう使っていない子供用の敷布団を敷いて、
母 「ほら、ドラえもんのベッドを作ったよ。」
と、子どもたちに言ったら、トモは大喜び!その夜は、
トモ「そこで寝る。」と言いだしました。
ちょっと冗談が過ぎたかなぁと、思っても後の祭り。
母 「夜中に落ちてこないかなぁ。」
トモ「ふすまを閉めて寝たら大丈夫だよ。」
一日目の夜は、ふすまを少しだけ開けて、本当にそこでトモは眠りました。
夜中に帰って来たお父さんは、
父 「あれ?トモがいないぞ!」とびっくり!
押入れで寝ていると言うと、のぞいてみて大笑いをしていました。

その次の夜。
タイ「今日は、ぼくの番ね。」
母 (心の中で)タイも寝てみたかったのか〜。

今日は三日目です。さあて、今夜は誰が寝るのかな?(笑)



 10月7日(火)  明日の予定

わたしが小学生の頃は、曜日ごとの時間割が決まっていたと思うけど、
今は違うのねぇ。
毎週変わるから、1年生の学年通信は毎週あって、それにその週の時間割や持ち物などが書いてある。
でも、1年生も後半ごろより、先生が黒板に書いた明日の時間割・持ち物などを、
連絡帳に書き写すようになるんじゃなかったけ?
たしか、タイがそうだったような記憶が・・・。

やっぱり、トモも、いよいよ今週から、予定を書く練習を始めるようだ。
ちゃんと書けないと、帰ってきてからお友達に電話するはめになる。
大丈夫かなぁ。

初めての練習は、うまくいったのか、先生が目をかけてくださったのか?
ちゃんと書けていたようだ。
自分で書いたこともあり、宿題も持ち物も、いつもより意識的にやれていたような感じさえして、驚いた。
だんだん、お兄さんになってくるね♪



 10月15日(水)  やまもりサラダ

幼稚園のときもそうだったけど、トモは給食をおかわりし、もりもり食べているらしい。
(想像はつくが・・・)
とても印象的なのだろう。
1年生に補助に入ってくださっている先生は、わたしによく、トモの給食の食べっぷりの話をしてくださるのである。
今日、用事があって学校へトモを迎えに行ったときも、
「今日は、野菜をやまもりおかわりしていましたよ。」とおっしゃった。

トモに早速聞いてみた。
母 「今日の給食、やまもりおかわりしたんだって?」
トモ「うん、みんながどっひゃ〜っていうくらい。」
母 「え〜っ!そんなに!すごくおいしかったの?」
トモ「とっても!」
母 「どんなおかず?」
トモ「ん〜、キャベツが入ってて・・・ドレッシングがかけてあった。」
母 「へぇ〜。」

そんなにおいしかったのなら、うちでも作ってみようかしらん。
給食の献立表を見たら、"ゆでやさい"となっていた。
キャベツのほかに、にんじんと青じそ、梅干とレモンも入っていたらしい。
すっぱそう!でも食欲そそられる!



 10月19日(日)  なんだったの?

昨日(土曜日)は、ハードな日でした。
午前中、某親子サークルの集まりがあり、子どもたちをつれて参加。
午後からは、親子うた(合唱)の話し合いがあり、これは大人だけの打ち合わせだったのですが、友達同士で約束したからと、またまた子連れで参加。

帰ってきたら、夕食を作る時刻。
その日の夜は、親子うたのレッスン日でもあったのだ〜。
大慌てで夕食を終えたが、花粉症のこともあって(現在、母は秋の花粉症で咳が出て苦しんでいる)しんどいなぁ〜と思っていたら、出かける時刻を過ぎてしまい・・・・。
そんなこんなしていたら、なんと突然トモが吐いた。
あれ?あれ?あれ?
最初は食べすぎ?なんて思ってたのだが、何度も何度も・・・。気分も悪そうだ。
え〜!胃腸風邪? 大丈夫か〜、トモ!

夜寝るときは、布団の上にバスタオルを敷いて準備。
眠りながらも気分が悪そうで、わたしは横でなかなか眠れなかった。
もう、心配で心配で・・・。
トモのこともだけど、新しい畳の上に、ゲボッとやらないでくださいよ〜。
なんて親!!!

翌日。日曜日だから病院どうしようと思っていたのだが、熱も出ず、気分がよくなったとのこと。 水分から始めて、昼には芋粥を食べたけど、大丈夫だった。
よかったよかった。でも、一体なんだったのか?



 10月28日(火)  小さな挑戦!

毎年秋に、小学校で子どもたちによる音楽会が行われるが、今年も11月7日に予定されている。
学年ごとに、一つの舞台を音楽で作り上げ発表する。
トモたち1年生は、「動物園へ行こう」などの動物に関するうたを3曲、セリフを入れながら(劇みたいにするのかな?)やるそうだ。
タイたち4年生は、「ごんぎつね」。去年は、「ちいちゃんのかげおくり」をセリフを入れて物語風にした合唱だったが、すごく上手で感動的で泣けてしまった。

今年の「ごんぎつね」は、ソロで歌うところもあるようで、オーディションをして、ソロの子を何人か決めたらしい。
へぇ〜、ソロか。大役だよね。でも、何人も立候補したっていうから、すごいなぁ。

だけど、トモも、立候補したらしい。いや、ソロで歌うんじゃないけど、セリフをいう人。
セリフは、みんなで言うセリフもあって、一人で言うセリフもあるらしい。

すごいじゃん!!いや、まだ誰がやるかは決まっていないんですけどね。自分から手を上げたってことが!
母 「もしなれなくたって、お母さんは、トモがやりたい!って手を上げて挑戦したことがすごいと思うよ。」 と言ったら、
トモ「うん、なれなくても泣かないよ。また、来年もあるし。」と、にこにこ顔のトモだった。

・・・と、ここまで書いてから、立候補したトモがすごくて、タイがそうじゃないと思っているわけではないんですよ。
やっぱり、ひとりひとり性格もあるし、がんばる土俵が違っていて当たり前だから・・・ね。



 11月1日(土)  お疲れの後の楽しい時間

タイの幼稚園からのお友達のバレエの発表会を、タイと一緒に観に行きました。
バレリーナの方って、楽しい曲は、とてもにこやかに踊られますが、タイのお友達も、すごく楽しそうにいきいきと踊っていました。
普段から、姿勢のきれいなお嬢さんですが、舞台でも花がありましたね〜。

実は、わたしも小さいときにバレエを習いたかったことがあるんです。(笑っちゃいけませんよっ!) 親に何も言わずに、お友達のレッスンについて行って見学させていただいたこともあります。
頭の中は、夢見るバレリーナ。 でも、親に話したら、
「そんな足の太いバレリーナなんていない!」と一蹴され、現実に引き戻されました。
それからは、見る方専門。 子どもでしたので舞台などは観に行けなくても、TVで中継があると、しっかり見ていたのを思い出しました。
楽しい時間をいただいてきました。ありがとう♪

タイは・・・というと、舞台栄えのするお化粧に驚いたのか、ちょっと固まっていました。(笑)
そうそう、ついでみたいですが、タイの右手の小指も固まって・・・というか、固定してあるんです。
友達とドッヂボールをしていて、突き指しました。
いえ、突き指と軽く見て、近所の外科へ行ったんです。そうしたら、レントゲンで骨折とわかり、翌日の今日、整形外科にかかりなおしたようなわけで・・・。
びっくりした〜。わからないもんですね。病院へ行っておいてよかったよかった。
このところ、病院と仲良しです。懐も気になるし、待ち時間が長くて、根気と体力が要りますね。ふぅ〜。



 11月8日(土)  ステキな音楽会

昨日、小学校で音楽会がありました。
親としては、息子たちの発表が一番のメインであるのはもちろんですが、毎年、どの学年も心温まるすてきな発表になっているので、無料の(セコイね・笑)コンサート気分で出かけています。
それに、今年は、5年生が「ぞうれっしゃがやってきた」の合唱をやるというので、それもまた楽しみのひとつでもありました。(親子でいってるコーラスで、わたしたちも歌ったことがあったので♪)

「ぞうれっしゃ」って、ご存知ですか?
名古屋の東山動物園で実際にあったお話しが、合唱になっています。
サーカスから東山動物園にやってきた4頭の象。子どもたちの人気者でしたが、戦争が激しくなり、各地の動物園では軍からの命令で、動物たちが次々と殺されていきました。 東山動物園では、象たちを必死で守ろうと努め、やがて戦争が終わり、2頭の象が生き残りました。 本物の象が見たいという子どもたちの強い願いが、大人たちを動かし、全国各地から特別仕立ての「ぞうれっしゃ」が、名古屋へ向かって走ることになった、というお話です。

なかなか、むずかしい歌ですが、すごく気持ちがこもっていて、感動しました。
親も含め戦争体験のない世代ですが、合唱で演じることで、演じた子どもたちの心にも、なにか残るものがあったのではないかしらと、お友達のお母さんとも話していました。

そうそう、息子たちのこと。
1年生は、歌のほか、大太鼓、小太鼓、カスタネットやピアニカなどの楽器も入って、楽しく発表していました。 見ていて自然と笑みがこぼれてしまうような感じ。
トモは、一言なんですけどね、セリフをしゃべっていました。
後で聞いたら、自分の番がくるまで、すごくドキドキしていたんだって。
タイ「でも、全然緊張しているみたいには見えんかった。」
確かに、遠くからでよくわからなかったけど、なんだかにこにこしているみたいに見えたもの。
トモは、「おにいちゃんたちのごんぎつねが、とっても上手だったよ。」と。
やっぱり兄弟。お互いにどこに並んでいるんだろうと、真っ先に探しあったようです。
あたりまえか。(笑)



 11月12日(水)  伝わる気持ち

トモのクラスの担任の先生は、週1くらいのペースで学級通信を出してくださっています。
読むとクラスの様子が少しわかるので、毎回ちょっとドキドキしながら、
楽しみにしています。

今週の通信には、「クラスの子どもたちは、本当にやさしい子です。」とあって、赤白帽子がないと困っていたT君のそばに来て「ここも見てみたら?」というようにアドバイスしてくれたK君の話や、いすをあげるのを忘れていた子の分も黙ってやってくれた親切なJ君の話などが載っていました。
この赤白帽子がなくて困っていたT君って、トモのことかな?と思い、聞いてみると、
トモ「そうだよ。いすをあげるのを忘れていたのもぼくだった。」
と、ちょっと恥ずかしそうに・・・。
やっぱり!なんて思いながら、やさしいお友達に感謝したり、そのことをちゃんと自覚していたトモにも、へぇ〜と思ったり・・・。
「何やってるんだよ!」と注意されるより、ずっと心に伝わることもあるのだなぁとあらためて感じました。
みんな、ありがとう。いいクラスだよね。
でも・・・、親としては、ちょっと苦笑い。ため息もでますね。ハァ〜。



 11月20日(木)  仲間の中で

親子で通っている合唱のコンサートが、22日にあります。
トモは、「コンサートまであと三日だ。がんばるよ。」と、やる気です。

わたしたち親子が、はじめてコンサートの舞台に立ったのは、トモが年少で、タイが1年生の時でした。
タイは、全く心配がありませんでしたが、トモは、練習のときから、歌っている人の間を走り抜けたりして、集中できないときもありました。
そのときのわたしは、トモが舞台に立つと、舞台がめちゃくちゃになってご迷惑をかけるのではないかと心配で、本番は会場で主人と一緒に見学させようかとも考えていました。
でも、うたの会のみなさんは、「できるところまで、やってみようよ。」とすごく前向きに励ましてくださり、当日は保母さんがトモについてくださって、トモは自分の好きな歌のときだけでしたが、舞台に立ちわたしのそばで、歌うことができました。

次の舞台は、年中のときでした。
その頃はいくぶん落ち着いてきており、保母さんがつくことはありませんでしたが、歌と歌の間で、疲れたのか人の目を気にせず座り込んでしまって、わたしがさりげなく立たせて、手をつないで歌ったりということがありました。

そして、3度目の今年、トモは1年生になりました。
「ぞうの翼で」という歌をうたいます。長い長いうたです。
リハーサルの様子を見ている限りでは、たぶん何度か気持ちがよそへいってしまうだろうということは覚悟していますが、なんとか最後まで歌いきって欲しいと願っています。
毎回、コンサート本番はハラハラですが、トモは、1年生になって、ずいぶんまわりの様子をみれるようになってきているし、以前よりずっとやる気になっているというのが、親としては、大きなよりどころです。
担任の先生も、今つわりで大変そうですが、体調がよければ見に来てくださるというのも、トモにはとてもうれしいようです。

こう書いてみると、ささいなことかもしれませんが、やっぱり確かな成長が感じられますね。
この成長は、家族だけでは決して得ることができなかっただろうすばらしいものだと、
深く感じています。



 11月21日(金)  あと1日!

朝起きたらすぐに、
トモ「コンサートまであと1日だ!」
母 「えっ、明日だから、そうか、あと1日って言うんだー。」
わたしは、昨日更新した日記に、あと三日と書いてしまったことを思い出した。そうだ、訂正しておかないと・・・なんて考えていると、
トモ「ねぇ、おかあさん、どうしたの?ぼんやりして。」
母 「あ、ううん、ちょっと考え事。」
見ると、早く着替え始めないといけないのに、トモもぼんやりしている。(ように見えた。)
母 「なによ、トモだって、どうしたの?ぼんやりして。」
すると、トモの言ったことは、
トモ「ごめんごめん、ぞうさんを見ていたら、昔のことをおもいだしてね・・」
ですって!これって、明日のコンサートでうたう「ぞうの翼で」のおじいちゃんのセリフ!!
思わず笑ってしまいました。(すみません、うたってる人には、よくわかるネタなんですが・・・)
明日は、がんばろうね!



 11月23日(日)  コンサートが終わって

コンサートの始まる前、受付の近くにいたら、娘さんと一緒に来てくださったトモの担任の先生にお会いしました。 トモの顔がパッと輝いて、うれしそうに。
お友達もご家族で来てくれました。 そして、3年前のトモの最初のコンサートで、トモについてくださった保母の先生も・・・。
「トモくん、大きくなったねぇ。がんばってね。」
みなさんのあたたかい声援を胸に、わたしたちは舞台へ・・・。

舞台は二部構成になっていて、一部は、太鼓、ロックソーラン、親父の会、青年のバンドなど、迫力とバラエティに富んでいます。
二部がいよいよ「ぞうの翼で」。 これは、合唱といっても、配役があり、セリフも入って、ひとつのお話になっています。
人が乗れるように作った大道具の象がでてきたり、キャストの衣装もきれいで演出もこっていたので、聴きに来てくださった方は、きっと目でも楽しんでいただけたのではないかと思います。

トモも、ひとことセリフのあったタイも、本当によくがんばりました。
正直言って、トモがこれほどまで舞台に集中できるとは思っていなかったので、うたい終わって、わたしはまた違った意味での感動の涙がこぼれてしまいました。
続けてきてよかった!あきらめないでよかったと・・・。

子どもたちの成長が舞台をひとつ終えるごとに感じられ、それを仲間の中で共有できる。
我がうたの会のすばらしいところのひとつなのです!



 11月27日(木)  読み聞かせ

トモの学校の図書カードが3枚目に突入したらしい。
学校の図書室で本を借りるときに記入するカードだが、1枚で20冊なので、1学期から40冊以上借りてきたということになる。
1学期は、確か8冊と本人が言っていたように記憶しているので、すごい進歩じゃないか!!
新たな気分も手伝ってか、ここのところ、また続けて借りてきている。
自分でも読めるのだが、習慣というのは恐ろしい・・いやいいもので、借りてきた本は、その日の夜、布団に入って読み聞かせをしている。
そして、読み終わるといい加減眠くなって、バタンキューとばかりに寝てしまうのだ。
誰が?子どもたちと・・・母もである。(^^ゞ
昨日の夜はお風呂の後、ちょっとパソコンを触っていた母。ふと、気づくと8時半!
ごめんごめん、読み聞かせ・・・。
すると、トモは布団にくるまって、もう半分夢の中・・・。

そして今朝、「まだ読み聞かせしてないよ〜。」とちょっと情けない声のトモ。
ごめんね!



 12月1日(月)  お父さんの読み聞かせ

この土日、主人は仕事でしたが早く帰ってきたので、一緒に夕飯を食べ、
子どもたちとお風呂も入ってもらいました。
そして、寝る前の読み聞かせも・・・。

細かいことは気にしないお父さんは、読み方も大雑把で、
パパ「・・・・とイノシシは・・・、」
トモ「イシシだよ。」(かいけつゾロリの本だったのです。)
と、読み間違うたびにトモにつっこみを入れられていました。(笑)
でも、なかなか上手だったので、また読んでもらおうっと。



 12月7日(日)  マジック教室おもしろかったね

土曜日、子どもたちと母とで、アンディ先生のマジック教室へ行ってきました。
お当番があって、トモは受付で、タイやお友達と一緒にチケットきりに初挑戦でした。
チケットの線のとおりに、ハサミでていねいに切り離しているトモ。
そういうところ、トモらしい。
その様子を見て「慎重だね。」なんて、ほほえんでくれるお姉さんもいました。

アンディ先生は、やっぱり生粋の日本人でした。
(子どもたちは、アンディ先生という名前から、外国の方だと思っていたのです。)
おもしろいトークをまじえたマジックで、子どもたちは(親もかな?)、とても楽しむことができました。
見るだけでなく、輪ゴムやティッシュを使った簡単な手品も教えていただいたので、ちょっと練習して、お正月の余興になんて、いいかも!!

しかし、この週は4日(コンサートのリハーサル)、5日(コンサート本番)、6日(マジック教室)と、出かけることが続いたため、日曜日の今日は、ドッと疲れが出てしまいました。
コンサートという大物が終わったこともあって、ちょっと気が抜けてしまってます。
ホッとして、風邪などひかないようにしなきゃ。



 12月10日(水)  持久走大会

昨日、1年生の持久走大会がありました。
トモは、一番初めの練習のときに、48位だったと言っていたので(1年男子56人中)、
「とにかく自分のペースで、最後まで走ればいいんだよ。」とか、「お母さんも、持久走は苦手だったからさぁ。」なんて、励ましにもならないような励ましをしておりました。

見に来て欲しいのかよくわかりませんでしたが、見に行くことにしました。
スタート前、トモを見つけて手を振ったら、トモもにこにこして、手を振りかえしてくれました。よかった!
よーい、スタート。
あれれ、トモがいいスタートを切って、結構上位で走っているではないですか!
あんなにがんばって、最後まで続くのかなぁと思っていたら、1周してきたときは、順位が真ん中くらいになっていたようでした。
実は、わたしは見ていなかったのですが(どこ見てたんでしょうね〜)、どうやら転んでしまったらしい。
でも、走り終わった後も、トモはやっぱりにこにこ笑顔で、わたしに大きく手を振ると、みんなと一緒に教室の方へ戻っていきました。

学校から帰ってきて、ちょっとくやしそうに(といっても、トモの場合は、なんだかのんびりした感じに伝わってくるんですが)、23位だったと教えてくれました。
タイも、「23位なら、上出来だよ。」と喜んでくれました。

今日は、タイが持久走大会。ごめん、母は見に行きませんでした。
帰ってくるなり、
「今日、○君のお母さん、☆ちゃんのお母さんとか、10人くらいは来てたよ。」
と、タイに言われてしまい、やっぱり来て欲しかったのかなぁと、ちょっと後悔しました。
来年は、行くよ!
いや、来年は、もう「来ないで。」なんて言われちゃうのでしょうかねぇ?



 12月14日(日)  お父さん奮戦記(?)

今日、某集まりがあり、わたしは、午前中から夕方まで、出かけなければなりませんでした。 そこで、この日は、お父さんの出番!
「子どもとやってほしいことリスト」を作って、お父さんにお願いしました。
なぜ、リストを作ったかというと、そうしないとのんびり屋のおとうさんのこと、子どもはゲーム三昧でお父さんは昼寝、のパターンになってしまうかも?と疑っていたからです。

リストは、
1.子どもたちを床屋へ連れて行く。
2.某大型電気店で、空クジなしの抽選会をやってますというハガキがきたので、買い物がてら行って来る。
3.日用雑貨の買い物。
4.トモの宿題(「家の仕事をやって感想を書く」の3回目)を見てやる。
こんなの、ちょろいもんでしょ?

夕方4時過ぎにわたしが帰ってくると、お父さんは、タイヤをスノータイヤに交換しているところでした。(これは、本日の自分のノルマだったようです。)
パパ「おかえり。さっき、買い物から帰ってきたばかりで、今、トモがお風呂掃除の宿題をやっているところ。タイが見てくれてる。」
と、床屋が混んでいたことや、子どもと一緒だと、思いのほか時間がかかるもんだなぁということなど、話していました。
そうでしょう、そうでしょう。子どもと一日一緒にいるって、結構大変なのよ。

夜、お父さんは、ちょっと頭痛がすると言っていました。疲れたのかな?
わたしは、「こんな日もいいな。」と、お父さんに大感謝! わたしの用事が、楽しい集まりとか、友達とショッピングだったら(そんなこと一度もないなぁ)、もっとよかったけど。
子どもたちも、楽しかったようで、こんなことあったよ!といろいろ話してくれました。
そうそう、抽選会では、なんと1等のクリスマスケーキが当たったんだって。すごい!



 12月18日(木)  エレクトーンがやってきた!

実は、トモ、ひそかに(?)エレクトーンを習っています。
幼稚園の頃、○マハの音楽教室の体験に参加したところ、本人が「習いたい!」と言ったので、始めました。
幼児教室は、お母さん付きのグループレッスン。
やりたいことがはっきりしているトモは、やりたくないことのときは、「疲れた〜。」と言い、椅子の上にごろんと寝てしまったりしてました。(^^ゞ
マイペースのトモでしたが、年長の夏休みに、それまで両手であまり弾けなかったのに、すすんで練習して、両手でも弾けるようになってきたのには、本当にびっくりしました。
そして、小学校入学のときに、グループで合わせたり、テキストに合わせるのでなく、自分の弾きたい曲を弾いて楽しみで続けられればと、タイのお友達のお母さんで、トモのこともよく知っていてくださる、今の先生の個人レッスンに変わって、のんびりとやってきました。

はぁ〜、前置きが長くなりました。
でも、エレクトーンは家にはなく、お友達にいただいたキーボードで練習していました。
先生もそのようにわかってやってくださっていましたが、だんだんとペダルも使う曲になってきて、トモが、 「そろそろ、買う時期だよ。」と主張するようになり、思い切って買うことにしたんです。

今日、それが届きました。
ところが、配送のお兄さんが、運んで組み立てて下さるのを見ていて、あれっ?と思いました。 エレクトーンの蓋がないのです。
母 「あのぉ、蓋はないんでしょうか?」(おそるおそる)
配送「EL−100には、蓋はありません。」(きっぱり!)
母 「えっ!」
トモ「へぼい!」
そうかぁ、蓋は当然あると思っていたから、確かめもしなかった!
確かに一番安い機種なのだが・・・・。
蓋の代わりに、ビニールのカバーをかけるようになっていました。それをかけて、また
トモ「やっぱり、へぼい!」
母 「・・・・・・・。」
でも、楽しく続けていこうね。(続けてくれなきゃ、もったいないよー。)



 12月20日(土)

今年の冬、初めての雪が降りました。
今朝起きたら、10センチちょっと積もっていて、 「雪降らないかなぁ〜。」と心待ちにしていた息子たちは大喜び。
さっそく、雪合戦や雪だるまを作って、楽しみました。

そういえば、タイが小さいときは、毎年雪が降ると、一緒に雪だるまを作り、
記念写真を撮っていました。
でも、だんだんといいかげんになってしまってた母。
今年は、何年ぶりの雪だるま記念写真だろうか・・・。



 12月24日(水)  サンタさんに、お願い!

サンタさんに頼むプレゼントを、トモはすぐに、
「誕生日プレゼント」と言い間違えます。(笑)
トモ「誕生日プレゼント何にしようかなぁ〜。あっ、間違えた。サンタさんのプレゼントだ!」
ってな具合です。
何にするか、なかなか決まらなくて、毎日、おもちゃやさんのチラシとにらめっこ。
そんなトモが、あるとき、すごく困った顔で、こんなことを言いました。
トモ「本当は、○○のお店で見た、スカイラインのミニカーセットがいいんだけど、
名前がわからないんだ。だから、サンタさんにお願いできない。」
母の顔は、思わずほころんでしまいました。
名前がわからなくても、サンタさんに通じるといいねぇ。

今日は、クリスマスイヴ。
サンタさんが来るのは、今夜かな?



 12月28日(日)  大掃除終了!

昨日から、子どもたちが冬休みに入りました。 そして、時を同じくしてお父さんも・・・。
先に始めながら、みなさんがきてくださるのを、首を長くしてお待ちしていましたよ。
ささ、どうぞ、大掃除の世界へ。
だって、みんなの家ですもん。わたしだけが大掃除だなんて、申し訳ないでしょ???

毎年、タイは、すごくがんばってくれるんです。
彼の仕事は、細かいところまでていねいに。ありがたや、ありがたや。
お父さんは、背が高い方なので、高いところの仕事には欠かせません。
しかも、仕事の効率は抜群!
トモは・・・いつの間にか、いなくなってしまう・・・。(笑)

今年は、トモも途中で脱走せずに頑張りました。
でも、タイと一緒にすると、二人でふざけまくって、仕事になりません。
これは、今年の大きな誤算。でも、後で冷静になって考えてみると、お兄ちゃんとふざけまくれるくらい、トモが成長したってことなのかもしれません。
気になるところは残っているけど、昨日と今日で頑張って、なんとか年末の大掃除終了!ということにしておこう。
特別功労賞は、お父さんへ。みなさん、本当にありがとう♪


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